【4】「時間的なポイント」を表す接頭辞 se-
※ 時相を表す語、あるいは動作を表す語によっては、接頭辞 se- を伴うことにより時間的なポイントが示されるものがあります。
sesudah 「~の後で,~した後で」 (語幹:sudah「すでに~した」)
sebelum 「~の前に,~する前に」 (語幹:belum「まだ~していない」)
sehabis 「~の後で」 (語幹:habis「なくなる」)
※ 以下の語は、-nya を伴うこともあります。
setiba, setibanya 「到着するなり,到着するとすぐに」 (語幹:tiba「到着する」)
sekembali, sekembalinya 「戻るなり,戻るとすぐに」 (語幹:kembali「戻る」)
【5】「限界点」を表す接頭辞 se-
※ 接頭辞 se- を伴い、さらに -nya や他の語が続くことにより「~の限り」あるいは「できる限り~」などといった「限界点」を表す語があります。語幹によっては、se- と -nya に挟まれる際に重複するものもあります。また、語幹や文脈によって「どんなに~でも」という《譲歩》の意味にもなります。
secepat-cepatnya 「できる限り早く」 (語幹:cepat「早い」)
sebesar-besarnya 「最大限の」 (語幹:besar「大きい」)
selambat-lambatnya 「どんなに遅くとも」 (語幹:lambat「遅い」)
sekurang-kurangnya 「少なくとも」 (語幹:kurang「足りない」)
setidaknya, setidak-tidaknya 「少なくとも」 (語幹:tidak「~ない(否定語)」)
sebaiknya 「~するのがよい,~すべきだ」 (語幹:baik「良い」)
setahu saya 「私の知る限り」
sekuat tenaga 「力の限り」