東京外国語大学言語モジュール

接頭辞 se- (2): 「時間的なポイント」「限界点」

 接頭辞 se- の主な働きには、以下のものがあります。
【1】「1」を表す
【2】「同じ」を表す
【3】「全体」を表す
【4】「時間的なポイント」を表す
【5】「限界点」を表す
 これらのうち「時間的なポイント」や「限界点」を示すといえる用法について、ここで取り上げます。

 接頭辞 se- は、時相を表す語、あるいは動作を表す語によっては、接頭辞 se- を伴うことにより時間的なポイントが示されるものがあります。
 また、接頭辞 se- を伴い、さらに -nya や他の語が続くことにより「~の限り」あるいは「できる限り~」などといった「限界点」を表す語があります。