東京外国語大学言語モジュール

■平叙文の主語に対する疑問詞疑問文（非名詞文）

 

※ 平叙文で主語に相当する句を尋ねる場合の疑問詞疑問文がどのような文型になっているかを理解するため、以下の４段階で例文を確認してみましょう。[a]～[d] はそれぞれ下の文例に対応しています。

 

[a] ＡはＢする（Ｂである）。（Ａを主語とする平叙文）
[b] Ｂするのは（Ｂなのは）Ａである（Ｂがyang句となって主語となり、Ａを述語とする名詞文）
[c] Ｂするのは（Ｂなのは）誰／何／どれ？（[b] のうちＡを疑問詞に置き換えた文）
[d] 誰／何／どれですか、Ｂするのは（Ｂなのは）（[c] の主語と述語の語順を倒置した文）

 

[1a] Tuti membuat kue ini.
トゥティはこのケーキを作りました。

 

[1b] Yang membuat kue ini (adalah) Tuti.
このケーキを作ったのはトゥティです。

 

[1c] Yang membuat kue ini siapa?
このケーキを作ったのは誰ですか？

 

[1d] Siapa yang membuat kue ini?
誰ですか、このケーキを作ったのは？（誰がこのケーキを作ったのですか？）

 

[2a] Kecelakaan itu terjadi kemarin.
その事故は昨日起こりました。

 

[2b] Yang terjadi kemarin adalah kecelakaan itu.
昨日起こったのはその事故です。

 

[2c] Yang terjadi kemarin itu apa?
昨日起こったのは何ですか？

 

[2d] Apa yang terjadi kemarin?
何ですか、昨日起こったのは？（何が昨日起こったのですか？）

 

[3a] Rumah Iwan lebih besar (daripada rumah saya).
イワンの家は（私の家よりも）より大きい。

 

[3b] Yang lebih besar adalah rumah Iwan.
より大きいのはイワンの家です。

 

[3c] Yang lebih besar mana?
より大きいのはどちらですか？

 

[3d] Mana yang lebih besar?
どちらですか、より大きいのは？（どちらがより大きいのですか？）