東京外国語大学言語モジュール

条件法過去形の用法

(1) 落胆・残念

J'aurais aimé être pianiste...
(私はピアニストになりたかったのですが・・・)
Nous n'aurions pas dû nous présenter en jeans!
(私たちはジーンズ姿で出席するべきじゃなかった!)
1人称とともに用いられると、実現したいと思っていた希望や願望が叶わないときの落胆を表します。

(2) 丁寧な忠告・批判

Vous auriez pu m'en parler plus tôt.
(もっと早くそれについて話してくださったらよかったのに)
Vous auriez dû dire que vous parliez japonais.
(日本語を話せると言ってくださればよかったのに)
2人称で用いられると、今度は、相手に対する丁寧な忠告・批判を表します。

(3) 伝聞・推量

Aux dernières nouvelles, on aurait reporté le match en raison du mauvais temps.
(最新のニュースによると、試合は悪天候のため延期されたらしい)
マスコミや報道などでは、3人称で、しばしば過去の出来事についての伝聞や推量を表します。

(4) 過去における未来完了

Jacques m'a promis de me rendre mon CD quand il aurait fini de le copier.
(ジャックはコピーが終わったらCDを私に返すと約束した)
従属文の中では、条件法過去形は過去における未来完了を表します。