東京外国語大学言語モジュール

直説法線過去 co-pretérito de indicativo

直説法線過去の用法
 直説法線過去は,過去のある時点における状態や習慣などを表します.現在時制の基準点を過去にそのままずらしたようなものだと考えてかまいません.

1. 過去のある時点における状態・習慣

(1a)Cuando entré en el aula, no había nadie.
(私が教室に入ったときには,誰もいなかった.)
(1b)Yo antes fumaba mucho, pero ahora no fumo nada.
(私は以前はたくさんタバコを吸っていたが,今はまったく吸わない.)
(1c)De niño, vivía en un pueblo muy tranquilo.
(子供の頃,とても静かな村に住んでいた.)
(1d)Cuando era estudiante, me levantaba muy tarde.
(学生だった頃,私は朝とても遅く起きていた.)

2. 過去のある時点で,しようと(起ころうと) していたこと

(2a)Quería preguntarte una cosa, pero se me ha olvidado.
(君に聞きたいことがあったんだけど,忘れちゃったよ.)
(2b)Sonó el teléfono cuando íbamos a salir.
(私たちが出かけようとしていたときに電話が鳴った.)
(2c)¿Te he interrumpido? — No, no. Ya terminaba.
(邪魔したかな? - いや,大丈夫.もう終わりかけたところだったから.)

3. 過去のある時点までの継続

(3a)Hacía tres años que estudiaba español en México cuando tuvo que volver a Japón.
((彼/彼女は)日本へ戻らねばならなくなったときには,メキシコでスペイン語を勉強して3年になっていた.)