東京外国語大学言語モジュール

040: 動詞の三要形 (1) ― 規則動詞

 語幹が -t や -d などで終わる動詞は,過去基本形の語尾 -te と過去分詞の語尾 -t の前に e を入れます。
 
warten (待つ)
wartete
gewartet
 
reden (語る)
redete
geredet
 
atmen (呼吸する)
atmete
geatmet
 
regnen (雨が降る)
regnete
geregnet
 現在形と過去形の文を並べて見てみましょう。
 
(1)
Er wartet schon lange. 彼はもう長い間待っている。(現在形)
 
(2)
Er wartete schon lange. 彼はもう長い間待っていた。(過去形)
 綴りでも音でもわずかな違いですが,意味は「待っている」か「待っていた」かでは大きな違いがあります。現在形と同様,過去形も人称変化しますが,過去人称変化はステップ45で勉強します。
 過去分詞は主に完了形 (3) や受動文 (4) などに使います。
 
(3)
Wir haben heute Deutsch gelernt. 私たちは今日ドイツ語を学んだ。
 
(4)
Deutsch wird auch in Japan gelernt. ドイツ語は日本でも学ばれている。
 完了形はステップ46以降で,受動文はステップ67以降で勉強します。