1. 「AはBになる」
「AはBになる」と変化を表わすには,<ʔasbaħ-a (yu-Sbiħ) +主語(主格)+述語(対格)>の文型を使います。述語B は対格になるで注意しましょう。
أريد أن أصبح صحفيّاً.
(私(男性)はジャーナリストになりたいです。)
[ʔu-riid(-u) ʔan ʔu-Sbiħ(-a) Saħafiyy-an]
述語Bが女性語尾 taa marbuuTa で終わっている場合,話し言葉では対格 -an を発音する必要はありません。
أريد أن أصبح طبيبة.
(私(女性)は医師になりたいです。)
[ʔu-riid(-u) ʔan ʔu-Sbiħ(-a) Tabiiba(t-an)]
2. 「AはまだBだ」
「AはまだBになる」と状態の継続を表わすには,<maa zaal-a/laa ya-zaal+主語(主格)+述語(対格)>の文型を使います。
ما زال غالياً.
(まだ高いですよ。)
[maa zaal-a ġaaliy-an]
ما زال الوقت مبكّراً.
(まだ時間は早いです。)
[maa zaal-a l-waqt(-u) mubakkir-an]
完了形の否定 maa zaal-a の代わりに未完了形 laa ya-zaal が使われることもありますが,両方とも「まだ~ない」という現在の意味です。
3. 「AはもうBじゃない」
「AはもうBじゃない」と状態が変化したことを表わすには,<maa ʕaad-a/lam ya-ʕud+主語(主格)+述語(対格)>の文型を使います。
لم أعد قادراً على الصبر.
(私はもう我慢できません。)
[lam ʔa-ʕud qaadir-an ʔala rtidaaʔ-i l-malaabis-i llatii tu-ʕjib-u-nii]
【語句】 qaadir ☞ qadar-a (ya-qdir) ʕalaa 「~できる」の能動分詞
Sabr ☞ Sabar-a (ya-Sbir) 「我慢する」の動名詞