東京外国語大学言語モジュール

過去存在(kaan fii)

(1) 過去存在文kaan fii
存在文を過去にするには、主語(存在する物)の性数に関わらず、その直前に kaan fii を置きます。

في الصف تلاميز.‏
( 教室に生徒たちがいる。 )
[ fe S-Saff talamiiz. ]
كان فيه تلاميز في الصف.‏
( 教室に生徒たちがいた。 )
[ kaan fii talamiiz fe S-Saff. ]
(2) 過去存在文の否定ma-kan-sh fii
過去存在文を否定する時は、「ない」ものの直前にma-kan-sh fiiを置きます。

kaan fii talamiiz fe S-Saff. 教室に生徒たちがいた。
كان فيه تلاميز في الصف.‏

ma-kan-sh fii talamiiz fe S-Saff. 教室に生徒たちはいなかった。
ما كنش فيه تلاميز في الصف.‏

(3) 所有の過去
所有の9and-、ma9- の過去は、そのままの構文で、9and-、ma9-の直前に kaan を置きます。kaan は存在する物の性数に関わらず、kaan です。

9and-i 9arabeyya. 僕は車を持っている。
عندي عربيه.‏

kaan 9and-i 9arabeyya. 僕は車を持っていた。
كان عندي عربيه.‏

(4) 所有の過去の否定
所有の過去を否定するには、kaanをma---shで挟みます。

kaan 9and-ii 9arabeyya. 自動車を持っていた。
كان عندي عربيه.‏

ma-kan-sh 9and-i 9arabeyya. 自動車を持っていなかった。
ما كنش عندي عربيه.‏