中国語の数の言い方は,日本語と同じところも多く,難しくないと思います。ただし,いくつか日本語と異なる点はありますので,注意しましょう。
(1)100と1000も日本語と違い“一”をつけて“一百”“一千”と言います。3桁以上の中の「十」にも“一百一十一”のように必ず“一”をつけます。(この“一”は声調変化しません。)
(2)101や1001のように中間の位が欠けているときには“零”を加えます。0がいくつあっても“零”は1つだけで,いわばこの“零”は「~プラス端数が~」という意味を表しています。
(3)110のようにある位以下が0の場合,最後の単位を省略できます。ただし1010のように上位にも0を持つ数は最後の単位を省略できません。
一千零一=1001 一千零一十=1010 一千一=1100
ですから間違えないようにしましょう。
(4)2000は“两千”,20000は“两万”です。200は“二百”をあげておきましたが,“两百”と言う中国人も結構たくさんいます。
また,発音では,“二十一”など,間に挟まれた“十”は軽声で読まれますので注意しましょう。