これだけは覚えよう
1 「あります」は、ものの存在を表わします。
 
2 「います」は、生きものの存在を表わします。
3 「N」は存在するもの、生きものを表わし、「が」をつけます。
4 存在するかどうかをたずねるときは、動くことができる生きものの場合は「います」に、それ以外の場合は「あります」に「か」をつけます。(疑問文と「か」の働きについては、「終助詞Ⅰ」参照)
5 存在するものや動物をたずねるときは「何」を、存在する人をたずねるときは「誰」を使います。
6 否定には、「ありません」「いません」を使います。
7 過去について言うときには「ありました」「いました」「ありませんでした」「いませんでした」を使います。
 
|   | 肯定形 | 否定形 | 
| 非過去 | あります | ありません | 
| 過去 | ありました | ありませんでした | 
| 非過去 | います | いません | 
| 過去 | いました | いませんでした | 
 
 
 
8 「Nがありますか」の形で「Nがほしい」という要望を表わすことができます。
余裕があれば
9 できごとや行事を表わすNを用いて、「Nがあります」と言うと、できごとや行事があることを表わします。
 
10 「います」で表わせるものは、生きもののほかに次のようなものがあります。
・生きもののように動きうるもの
 例:バス(エンジンがかかっているとき)、ロボット(作動しているとき)
・人間や動物によく似た形をしていて、感情移入できるもの
 例:人形