東京外国語大学言語モジュール
東外大言語モジュール
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英語
フィリピン英語
会話
教室用
37: 助言する
JA
EN
01.挨拶する
02.注意をひく
03.人にものをあげる
04.経験についてたずねる
05.手段についてたずねる
06.能力についてたずねる
07.場所についてたずねる
08.意見を述べる
09.比べる
10.提案する
11.依頼する
12.例をあげる
13.妥協する
14.許可を求める
15.しなければならないと言う
16.禁止する
17.しなくともよいと言う
18.要求する
19.希望を述べる
20.人を紹介する
21.感謝する
22.自己紹介する
23.謝る
24.さよならを言う
25.金額についてたずねる
26.予定を述べる
27.程度についてたずねる
28.時間についてたずねる
29.数字についてたずねる
30.特徴についてたずねる
31.好きなものについて述べる
32.好きな行動について述べる
33.順序について述べる
34.状況についてたずねる
35.条件をつける
36.理由を述べる
37.指示する
38.しないでくれと言う
39.招待する
40.助言する
パターン1
パターン2
パターン3
パターン4
語彙
発音
状況表示
フィリピン英語
日本語
発音
語彙
A
ティナ
Tina
B
ライゼル
Lysel
▼
A
So, let’s see what classes you’re enrolling next sem.
それでは、来学期に受講する授業を見ていきましょう。
"classes"に付いている複数形の接尾辞"-es"は無声化して「クラスィース」のような発音になったと考えられる(比英語の特徴)。その後、後続する"you're"と融合同化して「クラスィーシュア」のような発音になっている。
sem
semester
"sem"は"semester"の略。「学期」
B
Here’s what I want to take.
これが私が取りたい授業です。
"what I"の"t"は前後を母音で挟まれており、この環境では米英語と同様にたたき音で発音されている。
This is my schedule.
私のスケジュールです。
"schedule"は比英語では米英語・カナダ英語と同様、「スケジュール」と発音される。英英語では「シェジュール」と発音されることがある。
A
I see you’re enrolling for CDA as an elective subject.
選択科目としてCDAを受講しようとしているね。
"as"の"s"は前後に母音があるにもかかわらず、無声化を起こし、「アス」のような発音になっている(比英語中層・基層方言の特徴。米英語・英英語ではこの環境下での無声化は起こらない)。
CDA
Critical Discourse Analysis
"CDA"は"Critical Discourse Analysis"の略。「批判的談話分析」
B
Yes. I really wanted to take CDA.
はい。CDAの授業がとても取りたいんです。
A
Really?
本当?
It’s just that you still haven’t taken the major subject for your course,
ただ、あなたはまだ専攻の主要科目をまだとっていないみたいね。
"just"の"j"は無声化を起こし、「チャストゥ」のように聞こえる。また、"subject"の最後の"t"が脱落し、「サブジェク」のように聞こえる(比英語の特徴)。
course
major
"course"は"major"の意味で、学位を取得する上での専攻課程のこと。「専攻(課程)」
and it doesn’t look like you’re planning to enroll it next sem.
そして来学期にも主要科目を受講する予定は無いみたいだけど。
B
Ah. I think I could take it later.
ああ、後で取れるかと思いまして。
A
Well, you’re correct, but I suggest you take the major subject next sem because it might not be offered the following sem.
ええ、そうね。でも、来学期で主要科目を取るべきね。なぜなら、次の次の学期には開講されないかもしれないから。
Also, it’s a prerequisite for the other subjects you need to take for your course.
そして、あなたの専攻においては他の科目を履修するための必要条件になっているの。
この発話に含まれる"courses"の"r"に見られるように、母音の後の/r/が米英語と同様に接近音で発音されている。この傾向は会話全体で確認できる。
If you don’t take it next sem, you might have difficulty completing your degree on time.
もし来学期受講しなかったら、予定通りに学位を取得することが難しくなるかもしれないよ。
音節を単位に持ったリズムで発話されている(米英語や英英語は強勢が置かれる間隔をリズムの単位とする)。
B
Ah. I really wanted to take that CDA class, but I think you’re right po, Ma’am.
ああ、CDAの授業をすごく取りたかったんですが、でも、それもそうですよね。
"th"は破裂音を用いて発音しており、「ティンク」のような発音になっている(比英語の特徴)。
po
"po"はタガログ語で目上の人に対して使う、敬意を表す間投詞。
OK, I’ll take the major subject next sem instead.
わかりました。来学期は替わりに主要科目を取ります。
Maybe I’ll have time to take the CDA class in the succeeding term.
次の次の学期で、CDAの授業を取ることにします。
"succeeding"の第1強勢は米英語・英英語とは異なり、第1音節の"suc-"に置かれている(米英語・英英語では第2音節の"-ceed"の部分に置かれる)。
A
Good.
いいでしょう。
I think this will make your progress towards graduation much easier.
この方が卒業への道のりがずっと楽になると思いますよ。
B
Yes, Ma’am. Thank you po.
はい。ありがとうございます。
場所:
教授の研究室
状況:
教授がライゼルに履修科目に関して助言をする。