東京外国語大学言語モジュール

フィリピン英語発音
Uyy hi. How was your day?"was"の/z/は無声化し(比英語中層・基層方言の特徴)、更に後ろの"y"の音と同化して無声硬口蓋歯茎摩擦音[ʃ]の発音になっている。
Fine. Yours?"Yours"の/z/は無声化し無声歯茎摩擦音[s]で発音されている(比英語中層・基層方言の特徴)。
But there’s something I want to tell you."something"の"th"の発音は無声歯茎破裂音[t]で発音されている(比英語の特徴)。"tell"ではなく、"you"にアクセントが置かれている。(米英語・英英語では"tell"にアクセントが置かれる。)
Okay. Is everything alright?特に会話スタイルの場合、"alright"の/t/のように、文末の破裂音は開放が省略されることがある(英英語、米英語と共通)。
I was cleaning today, and I broke your vase."vase"は米英語と同様に「ヴェイスゥ」のような発音になっている。
I know how important it is to you."it"の/t/は閉鎖の開放が省略されているため、"it is to you"は「イッイストゥユゥ」のように聞こえる。
It was an accident anyway.ここでも"was"の/z/は無声化して、[s]で発音されている(比英語中層・基層方言の特徴)。"anyway"の強勢が第二音節(-way)に置かれている。
I know, you didn’t mean to break it.この発話だけでなく、全体として音節を単位に持ったリズムで発話されている(米英語や英英語は強勢が置かれる間隔をリズムの単位とする)。
It happens."happens"の/z/は無声化し[s]で発音されている(比英語中層・基層方言の特徴)。
Maybe I can buy you another one."another one"のアクセントが"one"の方に置かれている(米英語・英英語では通常"another"にアクセントが置かれる)。
Don’t worry about it.文アクセントが"worry"ではなく、"about"の-boutに置かれている。
I have a lot."lot"の/ɑ/はかなり前舌寄りで短い。
Stop thinking about it."thinking"の"th"の発音は無声歯茎破裂音[t]で発音されている(比英語の特徴)。
Oh, thanks.ここでも、"thanks"の"th"の発音は[t]で発音されている(比英語の特徴)。