A
I really want to look my best during the party.
パーティーの間は本当に一番良い姿で見られたいな。
"during"の"d"は破擦音化した後、前半部が無声化した結果、「チューリン」のような発音になっている(米英語・英英語でも起こりうる現象)。"party"の/r/は米英語と同様に接近音で発音されている。
I don’t want to be branded promdi.
田舎者の烙印を押されたくないわ。
"promdi"の"p"は[f]の音で発音されて、「フロムディ」のように聞こえる。
promdihillbilly"promdi"は"hillbilly"の意味。「田舎者」
B
Don’t worry, I will help you.
心配しないで。手伝うわ。
英・米英語とは異なり、"will"の/l/は「明るいl」で発音されている(英・米英語では母音の後の/l/は「暗いl」で発音され、ウ/オの音色を伴う)。
Look at this black gown.
この黒のドレスを見て。
A
Yes, the color is great, but it’s too revealing.
ええ、色はすごくいいけど、露出度が高いわね。
color の/ʌ/の音は米英語、英英語に比べて後ろ舌で発音されて、日本語「オ」に近く聞こえる。"too"の/t/は気音が弱く、また"revealing"の"ea" /i:/は短く発音されている(比英語の特徴)。
B
How about the green one?
じゃあ緑色のは?
A
The color is boring but it has a better design.
色は単調だけど、デザインはさっきよりもいいね。
母音が後続するにもかかわらず、"has" /hæz/の/z/は無声歯茎摩擦音[s]で発音されて、「ハス」のように聞こえる(比英語中層・基層方言の特徴)。
B
But the green one is more expensive.
でも緑の方が高いよ。
A
Yes, this is 4,000, and the black dress is 3,500.
ええ。これは4,000ペソで、黒のドレスが3,500ペソ。
"4,000"や"3,500"に含まれる"thousand"の"th"は無声歯茎破裂音[t]で発音されている。また、"4,000"の最後の/d/は脱落している(どちらも比英語の特徴)。"dress"の"d"は破擦音化した後、前半部が無声化した結果、「チュレス」のような発音になっている(米英語・英英語でも起こりうる現象)。
B
It’s just a matter of 500. Go for green.
ほんの500ペソじゃない。緑にしなよ。
A
Yes, you’re right. And it’s still within my budget.
うん、そうね。まだ予算内だしね。
B
Perfect.
完璧ね。
"perfect"の語末の/t/は脱落し、/k/は開放が省略されて「パーフェッ」のような発音になっている(比英語の特徴)。
Place: 店内
Situation: スーザンが知り合いのパーティーに着ていくドレスを選んでいて、グラディスが彼女に助言をする。