A
Are you ready to order?
ご注文はお決まりですか。
B
Actually, I have a couple of questions.
ええっと、いくつかお尋ねしたいんですが。
"couple"の/ʌ/の音は米英語・英英語に比べて円唇化した母音[ɔ]で発音されている。"questions"の最後の/z/は無声化して無声歯茎摩擦音[s]の発音になっている(比英語の特徴)。
Here it says that the laing is spicy,
ここにラインは辛いと書いてあるんですが、
"here"に含まれる母音に後続する/r/は、米英語と同様に発音されている。"says"の最後の/z/は無声化して無声歯茎摩擦音[s]の発音になっている(比英語の特徴)。
laing"laing"はビコル地方の郷土料理で、タロイモの葉と豚肉あるいは鶏肉を生姜とココナッツミルクで煮込んだ辛い料理のこと。「ライン」
but I was wondering, just how spicy it is?
どれくらい辛いのかと思いまして。
A
Um, it’s super spicy.
あ、それはすごく辛いですよ。
However, you can request the cook to adjust its spiciness.
でも、シェフに辛さを調節するよう頼むこともできます。
"to"に含まれる/u:/は米英語・英英語に比べて舌の位置が低い母音で発音されている。
B
And I was also looking at the appetizers.
あと、前菜も見ているんですが、
"appetizers"の最後の/z/は無声化して無声歯茎摩擦音[s]の発音になっている(比英語の特徴)。
What can you suggest?
何かオススメはありますか?
"suggest"の/t/のように、語末の破裂音は解放が省略される傾向がある(比英語の特徴)。
A
Oh, try the kilawing labanos and fried dilis.
キラウィン・ラバノスとフライド・ディリスはいかがでしょうか。
"try"と"fried"に含まれる"r"はたたき音[ɾ]で発音されている
kilawing labanos"kilawing labanos"は大根を酢と香辛料で煮たシンプルな料理のこと。「キラウィン・ラバノス」
fried dilisfried anchovies"fried dilis"はアンチョビを揚げたもの。「フライド・ディリス」
B
Ah, okay. I’ll try those.
ああ、では、その2つをお願いします。
"those"の最後の/z/は無声化して無声歯茎摩擦音[s]の発音になっている(比英語の特徴)。
A
Okay. The kilawing labanos is not actually cooked but was just marinated in vinegar or calamansi.
かしこまりました。キラウィン・ディリスは火を通さず、酢あるいはカラマンシーでマリネしたものです。
"not"の語末の/t/は閉鎖の開放が省略されている(比英語の特徴)。"vinegar"の/r/は接近音で発音されている(米英語と共通)。また、"vinegar"の第一強勢は第3音節(-gar)に置かれている(比英語の特徴)。米英語・英英語では第1音節(vi-)に置かれる。
calamansi"calamansi"は東南アジアで広く栽培されている柑橘類の一種のこと。「カラマンシー」「シキキツ」
Or sometimes we can use tomatoes.
トマトを使ってマリネすることもあります。
"tomAtoes"は米英語と同様に/ei/を用い(英英語では/ɑ:/)、母音に挟まれた2番目の"t"はたたき音[ɾ]で発音されている。また、最後の/z/は無声化して無声歯茎摩擦音[s]の発音になっている(比英語の特徴)。
The fried dilis complements the labanos.
フライド・ディリスはキラウィン・ラバノスに合いますよ。
"complements"の第一強勢は第3音節(-ments)に置かれている(比英語の特徴)。米英語・英英語では第1音節(com-)に置かれる。
B
Wow, that sounds interesting.
へえ、面白そうですね。
"that"の"th"は有声歯茎破裂音[d]で発音されている(比英語の特徴)。
But I also like French fries.
でもフライドポテトもいいなあ。
French fries「フライドポテト」は米英語と同様に"French fries"を使っている。(英英語と豪英語では"chips"を使う。)
A
Okay, go and try what you like.
それでは、お好みのものをどうぞ。
Place: レストラン
Situation: ロバートが食べ物の辛さの程度についてスーザンに尋ねる。