B
Uyy hi. How was your day?
ああ、おかえり。今日はどうだった?
"was"の/z/は無声化し(比英語中層・基層方言の特徴)、更に後ろの"y"の音と同化して無声硬口蓋歯茎摩擦音[ʃ]の発音になっている。
UyyHey"Uyy"は"Hey"の意味。「ねえ」
A
Fine. Yours?
良かったわ。あなたは?
"Yours"の/z/は無声化し無声歯茎摩擦音[s]で発音されている(比英語中層・基層方言の特徴)。
B
But there’s something I want to tell you.
でも、あなたに言わなければいけないことがあるの。
"something"の"th"の発音は無声歯茎破裂音[t]で発音されている(比英語の特徴)。"tell"ではなく、"you"にアクセントが置かれている。(米英語・英英語では"tell"にアクセントが置かれる。)
A
Okay. Is everything alright?
そう。大丈夫?
特に会話スタイルの場合、"alright"の/t/のように、文末の破裂音は開放が省略されることがある(英英語、米英語と共通)。
B
I was cleaning today, and I broke your vase.
今日掃除していたときに、あなたの花瓶を割っちゃったの。
"vase"は米英語と同様に「ヴェイスゥ」のような発音になっている。
A
Oh. The red one?
ああ、あの赤い花瓶?
B
Yeah. I’m really sorry.
うん。本当にごめんなさい。
I know how important it is to you.
あの花瓶をすごく大事にしていたよね。
"it"の/t/は閉鎖の開放が省略されているため、"it is to you"は「イッイストゥユゥ」のように聞こえる。
I know how important it is to you.I know how important it is for you.「~にとって」は米英語・英英語では"for you"が使われることが多いが、ここでは"to you"になっている。
A
Oh, don’t worry.
ああ、心配しないで。
It was an accident anyway.
結局、事故だったんだから。
ここでも"was"の/z/は無声化して、[s]で発音されている(比英語中層・基層方言の特徴)。"anyway"の強勢が第二音節(-way)に置かれている。
B
I feel bad. Sorry.
申し訳ないわ。ごめんなさい。
A
I know, you didn’t mean to break it.
ほら、わざと壊したわけじゃないんだから。
この発話だけでなく、全体として音節を単位に持ったリズムで発話されている(米英語や英英語は強勢が置かれる間隔をリズムの単位とする)。
It happens.
よくあることよ。
"happens"の/z/は無声化し[s]で発音されている(比英語中層・基層方言の特徴)。
B
Where did you get it?
どこであの花瓶を買ったの?
Maybe I can buy you another one.
一つ買ってこようか。
"another one"のアクセントが"one"の方に置かれている(米英語・英英語では通常"another"にアクセントが置かれる)。
A
Don’t worry about it.
心配しないで。
文アクセントが"worry"ではなく、"about"の-boutに置かれている。
I have a lot.
花瓶はたくさんあるの。
"lot"の/ɑ/はかなり前舌寄りで短い。
A
Yeah. No worries.
ええ。心配ない。
Stop thinking about it.
花瓶のことは忘れましょう。
"thinking"の"th"の発音は無声歯茎破裂音[t]で発音されている(比英語の特徴)。
B
Oh, thanks.
ああ、ありがとう。
ここでも、"thanks"の"th"の発音は[t]で発音されている(比英語の特徴)。
Place: リビングルーム
Situation: リナがリサに花瓶を割ってしまったことを謝る。