A
Wow, your pineapple tarts are delicious!
わあ、あなたの作ったパイナップルタルト美味しい!
英英語と同様、"your", "tarts", "are"の"r"は発音されていない。"pineapple tart"の"pineapple"は名詞的複合語なので米英語、英英語では最初の"pine"に第一強勢が来るが、ここでは"apple"にも強勢が置かれている。
B
Ah, I’m glad you like them.
ふふ、気に入ってくれて嬉しい。
A
And you made it yourself ke?
一人で作ったの?
"it"の"t"は開放が省略されており、聞こえない。"made it yourself"はつなげて、「メィディッユアセルフ」のように聞こえる。
ke"ke"あるいは"kah"は文末に置くことによって疑問文にすることができるマレー語の間投詞。
B
Yes, just came out of the oven.
ええ、ちょうどオーブンから出したばかり。
"just came out of"はつなげて、「ジャスケィマゥロヴ」のように聞こえる。"the"が母音の前なのにschwa(/ə/)の発音になっている(英英語、米英語であれば母音の前は/i/)。
A
How did you make it?
どうやって作ったの?
"it"の"t"は開放が省略されており、聞こえない。"How did you", "make it"はそれぞれ「ハゥディジュー」、「メィキッ」のように聞こえる。
B
Very easy lah.
とても簡単よ。
"easy"の最後の音節にも強勢が置かれている。
lah"lah"は親しいマレーシア人同士の会話で、文末によく使われる中国南部方言(特に福建語と広東語)由来の間投詞。シンガポール英語でもよく使われる。
The pastry is very basic.
生地はいたって基本的なものだけど、
"basic"の"ic"にも強勢が置かれている(マレーシア英語の特徴。米英語、英英語などでは"a"の部分に強勢がある)。
pastrycrust"pastry"は"crust"のこと。「生地」
But I always make my own jam.
私は自分で作ったジャムをいつも使うの。
各音節が同程度の強勢を受け、時間的に等間隔に出てくる傾向が顕著である(マレーシア英語の特徴。米英語、英英語などでは強勢の置かれる音節とそうでない音節が交互に並ぶ傾向があり、強勢の置かれる位置が等間隔に出てくる)。"But"の"t", "make"の"k"は開放が省略されており、聞こえない。
B
Well, the one you buy doesn’t taste that nice.
買ってくるジャムはあまり美味しくないの。
"doesn't", "taste", "that"の"t"は開放が省略されており、聞こえない。
If you make it at home, you must add cinnamon. Then, the smell will be nice.
家で作るならシナモンを加えなきゃいけないの。そうすると香りがよくなるの。
"make it at home"はつなげて発音されて、「メィキラッホゥム」のように聞こえる。"must"の"t", "add"の"d"は開放が省略されており、聞こえない。
Some more, the pastry is softer when we make it ourselves.
それに、自分で作った方が生地はより柔らかくなるの。
英英語と同様、"more", "softer"の"r"は発音されていない。"Some more"の2語が連結し、「サモー」に聞こえる。」
Some moreFurthermore"Some more"は"Furthermore"の意味で使われている。「それに」
A
So, I’m eating home-made tarts now?
ということは、私はホームメイドのタルトを食べているってこと?
"home-made"の"o", "a"は単母音化して、「ホーメーッ」のように聞こえる(語末の"d"は開放の省略が起きており、聞こえない)。英英語と同様、"tarts"の"r"は発音されていない。"eating"の/i:/の母音が短く 「イティング」に聞こえる 。
B
Yes, you are.
その通り。
英英語と同様、"are"の"r"は発音されていない。
Place: ダイニングルーム
Situation: ミミとリリがパイナップルタルトについて話す。