東京外国語大学言語モジュール

ウェールズ英語発音
Excuse me."Excuse me"の/ɪk/は発音されておらず、「スキューズミー」と発音されている。口語ではよくある発音。
Sorry to bother you, but have you got the time?"sorry"の/r/はたたき音で、日本語のラ行と同じ発音(ウェールズ英語の特徴)。"but"の/t/も日本語のラ行と同じ発音で、"have"の/h/は発音されていない。"but have you"は繋げられて、「バラヴュ」のように発音されている。
Just a sec.,...7:20."20 (twenty)"は、通常強音節の"twen-"が高く、"-ty"は低く発音されるが、ここでは"twen-"は低めで、"-ty"が高めのピッチから始まり、下降している。そのため弱音節が強く聞こえる(ウェールズ英語の特徴)。
Is it just me?"just"の/t/は発音されていない。
Or was the train supposed to be here more than 40 minutes ago?"supposed"の/d/は発音されていない。"here"の/h/も発音されておらず、"be here"は繋がって「ビーア」のように聞こえる。
No. You're right."right"の/r/はたたき音で、日本語のラ行と同じ発音。
The trains are a bit unreliable round 'yer."round"の/r/はたたき音で、日本語のラ行と同じ発音。 " 'yer"は"here"の/h/が抜けて、/ɪə/が長母音の発音([ø:]=唇を丸めて発音する「エ」)であることを表す表記。
Are they?"Are they?"は下降調で発音されている。「そうなんですか?」という純粋な質問ではなく、「そうなんですね」という意味。
I'm not familiar with the trains here.ここの"here"は/h/も母音/ɪə/も標準的なイギリス発音と同じ。
It's a joke, it is."joke"は母音が非常に短く、後ろの子音/k/が長く発音されている(ウェールズ英語の特徴)。この単語は強調されているため、/k/が非常に長い。"joke, it is"は繋げて発音されて、「ジョウッキリズ」のように聞こえる。