A
Oh, it's twenty past noon. I'm starving. Let's eat.
12時20分か。腹が減ったよ。何か食べよう。
"past"の"a"は後よりの長母音で、日本語の「アー」に近い発音となっている。"starving"の"r"は発音されていない(non-rhotic;イングランドの英語と同じ)。
B
Sure. What are you having?
いいね。何にする?
A
Aww lush, fried chicken!
いいものがある。フライドチキン!
lushwonderful / great"lush"は"wonderful"あるいは"great"の意味。「素晴らしい」
B
Aww. You actually like that?
げ。それ本当に好きなの?
"like"の語末の/k/の破裂が、イングランド英語と比べてかなり強く聞こえる(ウェールズ英語の特徴)。
A
I loves it.
大好きだよ。
I loves it.I love it."I loves it"は"I love it"の意味。ウェールズ英語では三人称以外が主語になっていても、現在形で動詞を変化させることがある。「私はそれが大好きです」
Greasy, buttery goodness. Mmm mmm.
バターたっぷりの脂で。う~ん。
"greasy", "buttery"の"r"はたたき音で、日本語のラ行に近い発音になっている(ウェールズ英語の特徴)。
B
Oh, I think it's hanging.
気持ち悪いと思うけど。
hangingdisgusting"hanging"は"disgusting"の意味。「気持ち悪い」
A
Why?
何で?
"Why"の二重母音は、第一要素([a])も第二要素([i])も同程度の強さで発音されている。口の開きがイングランド英語より狭く、日本語の「イ」に近い音になっている(ウェールズ英語の特徴)。標準的な英語では、二重母音は第一要素が強く、長めで、第二要素は弱く、短く発音される。
B
‘Cause it's so greasy, mun!
だってすごく脂っこいじゃないか!
"greasy"は強勢のある"grea-"よりも、弱音節の"-sy"の方が高くなり、目立って聞こえる。
CauseBecause"'Cause"は"Because"の意味。「なぜなら~だからだ」
mun"mun"は文尾に置く強調表現。
I just don't get what's so good about it.
何が良いのか本当にわからないよ。
"good"の/d/はたたき音化して、日本語のラ行と同じ発音になっている。"good about it"はつなげて発音され、「グラバウリッ」のように聞こえる。
A
I'm getting a few pieces and a fizzy pop.
チキンを何個かと、炭酸かな。
"getting"の"tt"は舌先が上あご側にくっつかず、息を止める声門閉鎖音になっており、「ゲッイン」のように聞こえる。
fizzy popsoda"fizzy pop"は"soda"の意味。「炭酸飲料」
B
I feel like a pasta or a taco…..
僕はパスタかタコスの気分かな…
"pasta"の/p/の破裂が、イングランド英語と比べてかなり強く聞こえる(ウェールズ英語の特徴)。母音の後の"r"は基本的に発音されていないが、"or"の"r"は母音が後に続くため発音されている(linking-r; イングランドの英語と同じ)。"taco"の最後の母音は、標準的な発音では二重母音(「オゥ」)だが、ここでは長母音[o:]で発音されている(ウェールズ英語の特徴)。
And some herbal tea.
あと、ハーブティー。
A
Herbal tea?
ハーブティー?
"Herbal"の"h"は発音されていない(イギリスでは"h"を発音し、アメリカでは発音しないのが一般的)。また、最初の母音はイギリス標準発音では、唇を丸めない発音だが、ここでは唇が丸まっているため、「ウ」と「ア」の中間のような発音になっている(ウェールズ英語の特徴)。
B
Yeah, I love caffeine-free drinks.
うん。カフェインフリーの飲み物が好きなんだ。
Just talking about it makes me hungry, mun.
話していたらお腹が空いてきたよ。
"just talking about it"はつなげて発音され、「ジャストーキンナバウリッ」のように聞こえる。"hungry"の"h"は脱落しており、聞こえない。
mun"mun"は文尾に置く強調表現。
Whatever, you get your chicken. Shall we meet here in a few?
ほら、君はチキンを買ってきなよ。後でここで会おう。
”Shall we”は弱く発音されている。"meet here in a few"はつなげて発音され、「ミーティアリナフュー」のように聞こえる。
A
OK. See you in a bit.
わかった。それじゃあ。
非常に速く発音されているため、"see you"で「スュー」のように聞こえる。
B
OK, ta ra.
うん、じゃあね。
ta rasee you"ta ra"は"see you"の意味。「またね」
Place: ショッピングセンターのフードコート
Situation: ブリンとギャレスが昼食について話す。