A
Excuse me.
ちょっといいですか。
"Excuse me"の/ɪk/は発音されておらず、「スキューズミー」と発音されている。口語ではよくある発音。
A
Sorry to bother you, but have you got the time?
すみません、時間をおしえてくれませんか。
"sorry"の/r/はたたき音で、日本語のラ行と同じ発音(ウェールズ英語の特徴)。"but"の/t/も日本語のラ行と同じ発音で、"have"の/h/は発音されていない。"but have you"は繋げられて、「バラヴュ」のように発音されている。
B
Just a sec.,...7:20.
ええっと…7時20分です。
"20 (twenty)"は、通常強音節の"twen-"が高く、"-ty"は低く発音されるが、ここでは"twen-"は低めで、"-ty"が高めのピッチから始まり、下降している。そのため弱音節が強く聞こえる(ウェールズ英語の特徴)。
A
Is it just me?
私がおかしいのかな。
"just"の/t/は発音されていない。
Or was the train supposed to be here more than 40 minutes ago?
それとも、電車が40分前にここに到着するはずだったのでしょうか。
"supposed"の/d/は発音されていない。"here"の/h/も発音されておらず、"be here"は繋がって「ビーア」のように聞こえる。
B
No. You're right.
いいえ、おかしくないですよ。
"right"の/r/はたたき音で、日本語のラ行と同じ発音。
It's well late.
電車がすごく遅れているんです。
wellvery"well"は"very"の意味。「とても」
A
I've been checking my watch so many times.
何度も腕時計を確認しているんです。
It made me wonder if it stopped or something.
電車が停まってしまったとか何かだと考えていました。
But, I guess I'm not going mad.
でも、私がおかしいわけじゃないんですね。
B
The trains are a bit unreliable round 'yer.
この辺りの電車はあまり信用できないんです。
"round"の/r/はたたき音で、日本語のラ行と同じ発音。 " 'yer"は"here"の/h/が抜けて、/ɪə/が長母音の発音([ø:]=唇を丸めて発音する「エ」)であることを表す表記。
round 'yeraround here"round 'yer"は"around here"の意味。「この辺り」
A
Are they?
そうなんですか?
"Are they?"は下降調で発音されている。「そうなんですか?」という純粋な質問ではなく、「そうなんですね」という意味。
I'm not familiar with the trains here.
この辺りの電車事情はあまり詳しくないんです。
ここの"here"は/h/も母音/ɪə/も標準的なイギリス発音と同じ。
B
Yeah. They're late like every other day.
ええ。一日おきくらいに送れますよ。
It's a joke, it is.
笑い話みたいですが。
"joke"は母音が非常に短く、後ろの子音/k/が長く発音されている(ウェールズ英語の特徴)。この単語は強調されているため、/k/が非常に長い。"joke, it is"は繋げて発音されて、「ジョウッキリズ」のように聞こえる。
A
Oh, that's not good.
良くないですね。
Place: 駅
Situation: ジョーがギャレスに電車の時刻について尋ねる。