A
Can you tell me how to get to the People's Palace, please?
ピープルズ・パレスへの行き方をおしえていただけないでしょうか。
People's Palace"People's Palace"は近代以降のグラスゴー市民の生活に関連した物品や資料を展示している博物館のこと。
B
Aye. Nae bother.
はい、いいですよ。
"bother"の"r"はイングランドの標準的な発音と同様、発音されていない。
AyeYes"Aye"は"Yes"の意味。スコットランド英語では頻繁に使用される。「はい」
Nae botherNo problem"Nae bother"は"No problem"の意味。「問題ない」「大丈夫」
Have you got a map?
地図はありますか。
"got"の"t"は声門閉鎖音になっており、聞こえない(スコットランド英語の特徴)。
A
No, I haven't.
いいえ、ありません。
"haven't"の"t"は開放が省略されており、聞こえない。
B
Okay, go to the end of this street, and you'll see the Tollcross.
わかりました。この道をずっと進むとトールクロスが見えてきます。
"okay"は単母音化しており、「オーケー」のように聞こえる。また、"of"の"f"の発音は脱落している(スコットランド英語の特徴)。
Tollcross"Tollcross"はエディンバラ中心地から南西にある交通量の多い交差点のこと。
A
I got it.
はい。
"it"の"t"は開放が省略されており、聞こえない。
B
Then go right, and then a left.
そうしたら右に曲がって、次に左に曲がってください。
"go"の"o"は単母音化しており、「ゴー」のように聞こえる(スコットランド英語の特徴)。
B
You'll see a big park called Glasgow Green.
グラスゴー・グリーンという大きな公園が見えてきます。
"big"の"i"は口を広めに開けて発音しており、「エ」に近い音になっている(スコットランド英語の特徴)。"big park called"はつなげて発音され、「ベッパーッコール」のように聞こえる(各語末の閉鎖音/g/、/k/、/d/は開放が省略されている)。
Glasgow Green"Glasgow Green"はグラスゴー西端にある市内最古の公園のこと。
B
The People's Palace is right in the middle of the park and it's made of glass.
ピープルズ・パレスはその公園の真ん中にあります。ガラス張りの建物です。
"right"の二重母音は出だしの口の開きが小さく、あいまい母音になっている(スコットランド英語の特徴)。また、"made of"の"of"は"f"の発音が脱落している。この話者のPalaceの"l"は母音化している。
You cannae miss it.
すぐに見つかりますよ。
"miss"の"i"は口の開きが大きく、「メス」に近い発音に聞こえる(スコットランド英語の特徴)。
cannaecan't"cannae"は"can't"の意味。「~できない」
A
Great. Thanks a lot!
よかった。どうもありがとうございます!
"Great"、"lot"の"t"は閉鎖の開放が省略されているため、聞こえない。
B
Nae bother. You're welcome. Enjoy!
いいえ、どういたしまして。楽しんできてください。
"welcome"の"come"の部分にもアクセントが置かれている。また、"Enjoy"の"En"の部分にもアクセントが置かれている。
Nae botherNo problem"Nae bother"は"No problem"の意味。「問題ない」「大丈夫」
Place: グラスゴーの街中
Situation: ハンスがユアンにピープルズ・パレスまでの道順を尋ねる。