A
Excuse me.
すみません。
"Excuse"の"x"は/k/の音が脱落しており、「エスキュース」のように聞こえる。
B
Aye?
はい。
Aye?Yes?"Aye?"は"Yes?"の意味。スコットランド英語では頻繁に使用される。「はい?」
A
Sorry to bother you, but 've you got the time?
すみませんが、今何時でしょうか。
"to","but"の"t"は声門閉鎖音になっており聞こえない。また、"time"の二重母音は出だし部分は口の開きが狭く「テイム」のように聞こえる(スコットランド英語の特徴)。また、"bother"の"th"は弱い摩擦音で発音している。
B
I believe it’s...7:20.
ええっと、7時20分です。
A
Is it just me?
私が間違っているのでしょうか。
"it"、"just"の"t"は開放が省略されており、聞こえない。
Or was the train supposed to be here mare than 40 minutes ago?
それとも、電車が40分前に来るはずだったのでしょうか。
"suppose"、"ago"の"o"は単母音で発音され、「サポーズ」、「アゴー」のように聞こえる(スコットランド英語の特徴)。"mare"の"r"は舌の根元を軟口蓋に引き寄せて発音されている。"mare than"はつなげて発音されており、「メラン」のように聞こえる。"here"の母音の後の"r"は発音されていない。40(forty)の"t"は声門閉鎖音になっている。
maremore"mare"は"more"の意味。「もっと」「更に」
B
Naw. You're right.
はい、おっしゃる通りですよ。
"right"の"t"は声門閉鎖音になっており、聞こえない(スコットランド英語の特徴)。
NawNo"Naw"は"No"の意味。「いいえ」
It’s really late.
すごく遅れているんです。
A
I've been checkin’ my watch so many times.
何度も腕時計を確認しているんです。
"time"の二重母音は出だし部分は口の開きが狭く「テイム」のように聞こえる(スコットランド英語の特徴)。
It made me wonder if it had stopped or something.
電車が止まったのかなとも思ってしまいました。
"wonder"の"r"はたたき音で発音されている(スコットランド英語の特徴)。"something"の"th"は鼻腔開放で発音されており、摩擦音ではなくなっている。
But I guess I no goin’ daft.
でも、私が間違っているわけではないようですね。
"no"の"o"は単母音で発音され、「ノー」のように聞こえる。また、"daft"の"a"は口を広く開けて発音され、日本語の「ア」に近い音に聞こえる(スコットランド英語の特徴)。
I no goin’ daftI haven't gone mad"I no goin’ daft"は"I haven't gone mad"の意味。「私はおかしくなっていない」
B
The trains are a bit unreliable here.
この辺では電車はあまりあてになりませんからね。
"bit"の"t"は声門閉鎖音で発音されており、聞こえない(スコットランド英語の特徴)。"are"の"r"は舌が上あごに触れずに発音される接近音になっている。
A
Are they?
そうなんですか。
"Are"の"r"は発音されていない。また、ここではイングランド英語等と同様に、"they"の"th"を摩擦音で発音している。
I'm no very familiar with the train system.
電車のことはあまりよく知らなくて。
"very"の"r"はたたき音で発音されている。また、"system"の"y"は口の開きが少し大きく、「セステム」のように聞こえる(スコットランド英語の特徴)。
nonot"no"は"not"の意味。「~ではない」
B
Aye. It’s late like every other day.
ええ。一日おきくらいに遅れますよ。
"late"の"t"は声門閉鎖音で発音されており、聞こえない(スコットランド英語の特徴)。また、"other"の"er"の部分は、前半は/r/の発音を伴わない母音だが、後半部分は/r/の発音になっている。
It’s kind of ridiculous.
呆れちゃいますよ。
"of"の"f"の音が脱落しており、聞こえない。
A
Ah, that’s bad.
それはひどい。
"that's"、"bad"の"a"は口を広く開けて発音されており、日本語の「ア」に近い音になっている(スコットランド英語の特徴)。
Place: 駅のプラットフォーム
Situation: クレッグがボニーに電車の到着時刻を尋ねる。