「したい」ことを表すには、動詞Habb「愛する」を使う方法と、助動詞9aayez「必要である」を使う方法があります。
	
	(1) Habb
	「したい」ことを表すのに Habb「愛する」を使います。そのことを今したいときは、したい Habb の現在形の後に、その動詞の現在形を置きます。Habb と、その動詞のどちらも人称・性数で活用させます。
	
	
 
		تحب نروح فين انهارده.
		
(
		今日、どこに行きたい?
		)
[
		teHebb neruuH feen ennaharDa?
		]
 
 
 
 
	
	Habbの現在進行形を用いると、「することが好き」を表します。
	
	
 
		بحب اسمع مزيكا.
		
(
		音楽を聞くことが好き。
		)
[
		baHebb asma9 mazziika.
		]
 
 
 
 
(2) 9aawez
9aawezは「したい」「必要である」を表す助動詞です。(1)のHabbとほぼ同じ意味で使われますが、Habbはどちらかというと「好きなので〜したい」の意味があり、(2)9aawezは「必要だから〜したい」、「ぜひともする」の意味があります。店で買うものを伝えるには9aawezを使います。
9aawezは分詞形です。望んでいる本人が女性ならば9awza、複数ならば9awziinを使います。また、それぞれ9aayez、9ayza、9ayziinという形も使われます。
・9aayez+主語と別の人称
何かをして欲しい相手を接尾代名詞で9aayezの目的語にします。このとき、次の形になります。
| 人称 | 
 相手が 
単数 
 | 
   
複数 
 | 
| 1人称 | 
9ayez-ni | 
9ayez-na | 
| 2人称 | 
 9ayz-ak 
9ayz-ek 
 | 
9ayez-ko | 
| 3人称 | 
 9ayz-o 
9ayez-ha 
 | 
9ayez-hom | 
 
(3) nefs
nefs「心」に接尾代名詞を付けて、助動詞として使います。これに動詞現在形をつけて、「したい」を表します。
nefs-i 私はしたい
nefs-ak あなたはしたい
(4) naawi
「するつもり」と訳すことができる表現です。主語の性数によって、女性形 nawya、複数形 nawyiinを使います。
 
		ناوي تروح فين؟
		
(
		どこにいくつもり?
		)
[
		naawi te-ruuH feen?
		]