(1) 形容詞の比較形は、もとの形容詞の型に関わらず、aCCaC型です。
	大きい kebiir 比較形: akbar
	大切だ mohemm 比較形: ahamm
	可愛い Helw  比較形: aHla
	
	(2) 比較の相手が1つなのか複数なのかは主に文脈から読み取ることになります。
	el-weld el-akbar
	だけでは、複数の中で「いちばん大きい少年」なのか2人のうちの「大きい方の少年」なのかは分かりません。
	1つのものと比較するとき、前置詞 men を使います。
	akbar fe l-welaad dool その子供たちの中でいちばん大きい
	akbar me l-bent その少女より大きい
	
	(3) 名詞に比較形が先行するとき
	比較形を名詞に先行させると「いちばん」の意味になります。定冠詞は付きません。
	
	(4) 形容詞的な意味をもつ分詞などの単語は比較形にすることができません。比較を表したいときは、 ketiir 「多い」の比較形 aktar を用います。逆に、「より少ない」場合は qolayyel 「少ない」の比較形 aqall を用います。
	met9allem aktar men-ha 彼女よりも教育を受けている
	
	(5) 比較形の程度を強める副詞
	比較形の程度を強めるには be-ktiir が使われます。