i-動詞のうち、どの i-動詞が目的フォーカス動詞であり、どの i-動詞が恩恵フォーカス動詞であるのかは、語根によって見きわめます。下の例文では、 iakyat は目的フォーカス動詞、 ibili は恩恵フォーカス動詞です。
Iakyat mo ang inumin sa itaas.
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2階に飲み物を持って行って。
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Ibili mo ako ng bag.
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私にバッグを買って。
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ここではまず目的フォーカス動詞の i-動詞を学びます。目的フォーカス動詞の -in動詞の多くが、 -um-動詞と対応しているのに対し、目的フォーカス動詞の i-動詞のほとんどは、 mag-動詞と対応しています。目的フォーカス動詞の i-動詞を使った動詞文におけるさまざまな補語の表し方は、 -in動詞の場合と同じです。主語となる目的補語は ang句で表され、行為者は ng句で表されます。