東京外国語大学言語モジュール

行為者フォーカス動詞の -um-動詞

 -um-動詞を形成する接辞 -um- は、フィリピノ語の数少ない接中辞です。語根の最初の子音と母音の間に添加されます。  mag-動詞の多くが他動詞であるのに比べ、 -um-動詞は自動詞も多いと言えます。 -um-動詞が述語の位置にくる動詞文では、行為者補語・目的補語・方向補語・場所補語・恩恵補語等全て mag-動詞と同じ方法で表されます。
 
 行為者補語
「~は、~が」
ang句
 目的補語
「~を」
ng句、sa句
 方向補語
「~に、~へ」
sa句
 場所補語
「~で、~から」
sa句
 恩恵補語
「~のために」
para sa句
 道具補語
「~を使って」
sa pamamagitan ng + 名詞、ng句
 話題補語
「~について」
tungkol sa句
 理由補語
「~の理由で」
dahil sa句