例えば、「私の母」はラオス語では「母+私」ですから「ແມ່ຂ້ອຍ」と言います。このとき、他の人のではなく、「私の」を特に言いたい場合には、「ຂອງ」を省略しないで、「ແມ່ຂອງຂ້ອຍ」と言います。
また、日本語の「私の学校」のように、ラオス語でも「ໂຮງຮຽນຂອງຂ້ອຍ」と言うと、「私が持っている(経営している)学校」と「私が通っている学校」の2通りの意味が考えられます。この点は日本語と似ています。
さらに「事物」が何をさしているか明らかな場合は、「事物+ຂອງ+所有者」の「事物」を省略し、「ຂອງ+所有者」と言うことがよくあります。これも日本語の「私のです」という表現に似ています。例えば、
ລາວແມ່ນໝູ່ຂອງໃຜ?
(彼女は誰の知り合いですか?)