A
What? You're joking, right?
え?おいおい冗談だろう?
right"right"は"lah"のように間投詞として多用される。
A
It's 2 dollars 37cents.
2ドル37セントだって?
"dollars"の/d/は日本語のラ行音と同じ発音になり、最後の音節"-lars"は発音されていない。"37 (thirty-seven")の/θ/は[t]で発音されている。そのため、"2 dollars 37"は「トゥーローターリセヴン」のように聞こえる。
B
You... talking about the petrol price, is it?
ああ、ガソリン代のことだよね?
"price, is it?"は繋げて発音されて、「プライスィズィッ」のように聞こえる。
petrolgas"petrol"は「ガソリン」を意味する。シンガポール英語ではイギリス、オーストラリア、ニュージーランドと同様、"petrol"を使う。
, is it?, aren't you?", is it?"は「~ですよね?」を意味する付加疑問文。標準形では", aren't you?"が使われる筈だが、口語体シンガポール英語では、主語と動詞が一致しなくても、付加疑問に", is it?"を使う傾向がある。
Yah. They said this week going up again.
うん、今週また値上がりするって言ってたよ。
A
Again? They can't keep doing this.
また?値上げ、しっぱなしじゃないか。
Every week go up by 2 or 3 cents.
毎週2~3セントずつ値上がりしていってるよ。
"or"は発音されているように聞こえない。"2 or 3"で「トゥーチュリー」のように聞こえる。
At this rate I'm gonna go broke soon.
こんな調子じゃ、すぐに破産しちゃうよ。
go brokebe broke"go broke"は「破産する」を意味する。シンガポール英語では"go broke"を使う。
B
Now those people who drive hybrid cars, shiok, right?
ハイブリッドカーを運転している人がすごくうらやましくない?
このセリフの前半は一音節ずつ高(H)低(L)高低とピッチが変化しており、"Now(L) those(H) peo(L)ple(H) who(L) drive(H) hy(L)brid(H)…"となっている。
hybrid carshybrids"hybrid cars"は「ハイブリッドカー」の意味。シンガポールでは省略せずに、"hybrid car"と呼ぶ。
shiok"shiok"はマレーシアとシンガポールで広く使われているマレー語由来の形容詞。強い身体的/精神的喜び、興奮の気持ち、あるいは(食べ物に使われるときは)「とても美味しい」という意味を表わす。
A
I know, right. Those can drive like 22 km a litre.
そうなんだよね。ハイブリッドカーは1リットルで22kmも走るんだよ。
litre"litre"は「リットル」の意味。シンガポールでは、ガソリンがリットル単位で販売されている。燃費は1Lごとの距離(km/L)で計算されている。
B
Should have gotten one, man.
買っておくべきだったな。
"have"の/h/は発音されていない。そのため、"Should have"で「シュダヴ」のように聞こえる。"gotten"は最後の音節にアクセントがあるように聞こえる。
man"man"は"lah"のように男同士の会話では間投詞として多用される。
A
Should have bought one when I still had money,
お金があるときに買っておくべきだったよ。
before the petrol companies stole it all.
ガソリン会社にお金を巻き上げられる前にね。
"petrol"と"companies"は最後の音節にアクセントがあるように聞こえる。
Place: 車の中
Situation: デイヴィスとジョージがガソリンの値段について話す。