東京外国語大学言語モジュール

動詞 (16) 一般動詞+補助動詞 (2) 動詞未完了、完了分詞+補助動詞

動作の反復や継続を表す

 ウルドゥー語における動作の反復や継続の表現には、これまでに学んだ以外にも表現方法があります。この課では、そうした表現を学びます。
(1)動作の継続
一般動詞未完了分詞+補助動詞
رہنا (rahnā) の変化
 補助動詞として
رہنا (rahnā) を用いる形には、進行表現がありますが、進行表現は、動詞語幹+ رہنا (rahnā) の完了形という形です。それに対して、動作の継続を表すには、上記の表現となります。混同しないよう、注意が必要です。
 

56-1.動作の継続

(56/a)ہم شام تک اُس باغ میں کھیلتے رہے ۔
(私たちは、夕方まで、その公園で遊び続けた。)
[ham šām tak us bāǧ mẽ kʰelte rahe. ]
(56/b)محمد یہ کام آخر تک کرتا رہے گا ۔
(ムハンマドが、この仕事を最後までやり続けるでしょう。)
[muḥammad ye kām āxir tak kartā rahe gā. ]
(56/c)شازیہ اور زہرا جاپانی سیکھنے کے لیے میرے پاس آتی رہتی تھیں ۔
(シャーズィヤとゾホラーは、日本語を学ぶため、私のところへよく来ていました。)
[šāziyah aur zuhrā jāpānī sīkʰne ke liye mere pās ātī rahtī tʰī. ]
(56/d)وہ لوگ اُس میدان میں حکومت کے خلاف نعرہ لگاتے رہے ۔
(彼らは、その広場で政府に反対するスローガンを唱え続けた。)
[vo log us maidān mẽ ḥukūmat ke xilāf nārah lagāte rahe. ]
(2)動作の反復

動作の反復を表現する場合、次のような形がしばしば用いられます。
動詞完了分詞+補助動詞
کرنا (karnā) の変化

 この表現では、動詞完了分詞は、常に男性単数形(語尾が ā で終わる形)です。また、動詞完了分詞が他動詞の場合でも、能格構文にはなりません。
 比較的規則的に繰り返される動作に対して用いられます。

56-2.動作の反復

(56/e)میں اُردو کی گفتگو کی مشق کے لیے آپ کے پاس آیا کروں گا ۔
(私は、ウルドゥー語会話の練習のために、あなたのところに(定期的に)来ます。)
[mãĩ urdū kī guftgū kī mašq ke liye āp ke pās āyā karū̃ gā. ]
(56/f)اُس وقت ہم اِکٹھے فلمی گیت گایا کرتے تھے ۔
(その頃、私たちは一緒によく映画の音楽を歌っていました。)
[us waqt ham ikaṭʰe filmī gīt gāyā karte tʰe. ]
(56/g)لاہور کے پاک ٹی ہاؤس میں مشہور ادیب آیا کرتے تھے ۔
(ラーホールのパーク・ティー・ハウスには、有名な文学者が来店していました。)
[lāhaur ke pāk ṭī hāus mẽ mašhūr adīb āyā karte tʰe. ]
(56/h)آپ ٹھیک ہونے تک یہ دوا پیا کیجیے ۔
(良くなるまで、この薬を飲み続けてください。)
[āp ṭʰīk hone tak ye dawā piyā kījiye. ]