・過去の付属語 -di/-dü/-dı/-du は文末に付加されて、文全体を過去にする。
Çalışkan. 勤勉だ。 → Çalışkandı. 勤勉だった。
Çalışıyor. 働いている。 → Çalışıyordu. 働いていた。
Çalışır. 働く。 → Çalışırdı. 働いたものだった。
Çalışacak. 働く予定だ。 → Çalışacaktı. 働く予定だった。
完了形 -miş につくと「~してしまっていた」、「~したことがあった」の意味になる(伝聞・推定の意味をもたない)。
Çalışmış. 働いたらしい。
→ Çalışmıştı. 働いてしまっていた。以前働いたことがあっ た。
Ders çoktan başlamıştı. 授業はとうに始まってしまっていた。
注意 -過去形の接尾辞との違い-
1. -di/-dü/-dı/-du は過去形の接尾辞と同様、無声子音の後で -ti/-tü/-tı/-tu となるが、 母音の後では -ydi/-ydü/-ydı/-ydu となる。
Arkadaşım hastaydı. Hastaneye gitmeliydi.
私の友人は病気だった。病院へ行かなければならなかった。
2. 過去の付属語にはアクセントが移動しない。
3. 独立して書かれる idi という形もある。idi は母音調和しない。
Çalışkan idi. = Çalışkandı.
4. 3人称複数を表す -ler は、付属語 -di の前に置かれるのが普通である。
参考1.過去形に過去の付属語のついた çalıştıydı という形もあるが、あまり用いられない。
参考2.中立形や未来形に過去の付属語がついた形(çalışırdı, çalışacaktı)は、「~するつもりだったのに」という非現実を表すこともある。