東京外国語大学言語モジュール

断定の付属語

(1)改まったスタイルの話し言葉や書き言葉で:「~です」「~である」
   主語が3人称の場合に限って用いられる。
   特に、完了形に断定の付属語がついた -miştir は過去形の代わりとしてよく
   用いられる。
  Ankara, 1923 senesinde başkent olmuştur.
    アンカラは1923年に首都になりました。
 
(2)通常の話し言葉で:「たぶん~でしょう」「きっと~にちがいない」
   主語は1人称や2人称のこともある。
  Orhan Bey şimdi Adana’dadır.
    オルハン氏はおそらく今アダナにいるでしょう。
  Bu iş iyi değil. Hızlı yapılmıştır.
    この仕事は良くない。急いでやったに違いない。
  Siz de bunu görmüşsünüzdür.
    あなたもこれをご覧になったことでしょう。
 
注意
1. 無声子音の後では -tir/-tür/-tır/-tur となる。
2. 断定の付属語には、アクセントが移動しない。
 
断定の付属語の特殊な用法
-dir/-dür/-dır/-dur は、期間を表す語に付けられることがある。
  İki gündür uyumuyoruz.                          2日間眠っていません。
  Üç yıldır Rahim’le görüşmedim.              3年間ラーヒムと会っていない。