東京外国語大学言語モジュール

基本文2と基本文3を疑問文と否定文にする

Ⅰ. 基本文2と基本文3を疑問文にするには、主語と述語の間に ba を入れます。
 
基本文2
Ito  ang  sariwa.
これが新鮮です。
 
→ Ito  ba  ang sariwa?
これは新鮮ですか。
   
 
Si Heneral Aguinaldo ang unang presidente ng Pilipinas.
 
アギナルド将軍がフィリピンの最初の大統領です。
 
→ Si Heneral Aguinaldo ba ang unang presidente ng Pilipinas?
 
アギナルド将軍がフィリピンの最初の大統領ですか。
 
 
Sampagita ang paborito niyang bulaklak.
 
サンパギータが彼女のお気に入りの花です。
 
→ Sampagita ba ang paborito niyang bulaklak?
 
サンパギータが彼女のお気に入りの花ですか。
 
基本文3
Adobo ang pinakapopular na ulam.
 
 
 
アドボが一番人気のあるおかずです。
 
→ Adobo ba ang pinakapopular na ulam?
 
 
 
アドボが一番人気のあるおかずですか。
 
Ⅱ. 基本文2と基本文3を否定文にするには、2通りの方法があります。 hindi を用いて主語を否定する場合と、述語を否定する場合がありますが、主語を否定するほうが一般的です。主語を否定した場合と述語を否定した場合、意味のニュアンスは少々違ってきます。
 
基本文2
Si Quezon ang hindi unang presidente.
 
Hindi si Quezon ang unang presidente.
 
 上の2つの例文は日本語にするとどちらも「ケソンが1代目の大統領ではない」という意味です。ただし、上のほうの文は「ケソンが1代目ではないが、何代目かの大統領である」という事実を示唆しています。一方、下の文章は「ケソン以外の誰かが一代目の大統領である」という事実を示唆しています。