東京外国語大学言語モジュール

不定代名詞と不定副詞

疑問詞+-нибудьの形と疑問詞+-тоの使い分け
 日本語ではどちらの場合にも「なにか」「いつか」などと同じ表現になることが多いので,注意が必要です.
疑問詞+-нибудьの形
1a)存在することが不明な場合か,
1b)不特定多数のうちの任意の一つという意味で用います.
一方,疑問詞+-тоは,
2)存在はわかっているが,それ以上の情報を出さないあるいは出せないときに用います.
       1a)-Кто-нибудь звонил без меня?  「私の留守中に誰かから電話がありましたか」
          電話があったかどうか不明なので-нибудьの形が使われています.
        b)-Да, кто-то звонил.      「ええ,誰かから電話がありました」
       2) Давайте встретимся где-нибудь в Токио. 「東京のどこかでお会いしましょう」