東京外国語大学言語モジュール

文末詞

よく使う文末詞には下記のようなものがあります。
文末詞は話し手の発話意図や気持ちが使用選択の要因となります。
なお、文字の綴り方はいろいろで、個人差があります。
 
1)「ເນາະ, ນໍ」
 話し手は、聞き手と共有する情報や判断を持っているという判断や願望を表すときに使用します。
(1)ກິນເຂົ້ານຳກັນເນາະ
(ご飯を一緒に食べようね。)
2)「ເດີ, ເດີ້」
 話し手は、聞き手が共有する情報や判断を持っていないということを前提に、聞き手との気持ちの共有化を図るときに使用します。
(2)ໄປກ່ອນເດີ
(先に行くね。)
3)「ໄດ໋」
 話し手は、聞き手が共有する情報や判断を持っていないということに不服や反対の気持ちを表すときに使用します。
(3)ບໍ່ແມ່ນໄດ໋
(ちがうよ。)
4)「ຕິ, ຕີ໊」
 話し手は、聞き手が共有する情報や判断を持っていることが不確かであるという気持ちを表すときに使用します。
(4)ລາວເປັນລູກຂອງອາຈານຕີ໊
(彼女が先生のお子さんでしょ。)
5)「ຕວ໋າ, ຕວ່າ」
 話し手は、聞き手が共有する情報や判断を持っていないということを前提に、聞き手に同意を強要するときに使用します。
(5)ຕົກລົງກັນແລ້ວຕວ໋າ
(承知したじゃないか。)