東京外国語大学言語モジュール

親族名称

 ラオス語の親族名称は、日本語と異なり、父方、母方、そして自分の親よりも年上か年下かで呼び方が異なるものがあります。

 またラオス語では、人称代名詞の代わりにこの親族名称を代名詞的によく使います。例えば女性同士の会話で、相手が年下ならば、自称に「姉」を使い、対称に「妹」を使ったりします。
 
 呼びかけなども親族名称をよく使います。
 一般に、見知らぬ人に向かって、「おばさん」と呼びかける場合など、血縁関係がない場合は、原則として母方の方の親族名称を使用します。