東京外国語大学言語モジュール

動詞の連続

 1つの文の中に動詞は1つとは限りません。
 動詞や形容詞は、日本語の「て」「たら」などというつなぎの語なしで、並べて使うことができます。
 並べ方は、
  <被修飾語+修飾語>
の原則に従いますが、だいたいその動作の起こる時間順に並べます。
 
 補語が同じ場合には後ろの補語を省略します。
1.焼く+魚+食べる(+魚)=魚を焼いて(魚を)食べる。
 
 最初の動詞が「行く」「来る」のときには、後ろの動詞は移動の目的を表します。
2.行く+学ぶ=勉強しに行く。(学校に行く。)
 
 後ろの動詞が不随意動詞の場合には、結果を表します。
3.見る+見える=(見ようとして)見えた。
 
 他の例も、解説に進んで確認しましょう。