東京外国語大学言語モジュール

表現したい意図に見合ったことばの形式にはどんなものがあるかを，ここで学びましょう。

単語や文の組立を知るために，体系的に文法を学ぶことは外国語を習得するのには必須のことですが，伝えたいことを表現するには，文法学習だけでは十分とはいえません。
例えば，日本語で文法的に「否定疑問文」の形をしている「～しませんか？」という形式は，動詞の否定形と，疑問文形式を学んで，習得終わり，というのではなく，それが「勧誘」という意味を表すということを学んで初めて，現実の会話の中で使えるものになるのです。

ここでは，機能言語学の立場から，実際のコミュニケーションでことばを使う際に必要な知識について学びます。