東京外国語大学言語モジュール

条件表現

条件表現は,出来事を現実としてではなく,仮定として述べる場合の形です。仮定の話ですから,「現実と異なることが,仮に起こったとすれば」というような仮定をすることも可能です。
動詞の活用などの文法形式によって,条件表現であることが体系的に示される場合,これを「条件法」と呼びます。
複数の文(節,句)からなり,一方が他方に文法的に従属している場合,従属している方を従属節,支配している方を主節と呼びます。
従属節と主節とが,仮定条件とその帰結とを表す場合,前者を条件節と呼びます。条件節は,真偽の定まらない仮定の条件である場合があるため,条件節の述語動詞が「条件法」という特別の活用形をとる言語もあります。