東京外国語大学言語モジュール

Step2 : 「いくつか(いくらか)~ですか?」「1つも(少しも)~ない」の表し方 (any)

(1) 「いくつか~ですか?」「何人か~ですか?」「いくらか~ですか?」の表し方
 
 ものや人について、「いくつか~ですか?」「何人か~ですか?」「いくらか~ですか?」とたずねるときには、その単語の前に “any” を付けます。例を見てみましょう。
 
 「あなたは何枚か切手が必要ですか?」は、
Do you need any stamps? と表現できます。
 
 「あなたは何人かペンパル(文通友だち)かいますか?」は、
Do you have any pen pals? と表現できます。
 
☞ この2つの文では、“any” のあとには、stamps (切手) や pen pals (文通友だち) のように、ものや人の複数形が使われていますね。
 
 
 また、“any” は、1つ2つと数えられない単語に付けて使うこともできます。例を見てみましょう。
 
 「あなたはいくらかお金が必要ですか?」は、
Do you need any money? と表現できます。
 
 「あなたは少し水がほしいですか?」は、
Do you want any water? と表現できます。
 
☞ この2つの文では、“any” のあとには、money (お金) や water (水) のように、ふつうは1つ2つと数えられない単語が来ています。
 
★ “any” は、疑問文で使って、「いくつか~ですか?」「何人か~ですか?」「いくらか~ですか?」という意味を表すことができます。
(2)「1つも~ない」「1人も~ない」「少しも~ない」の表し方
 
 ものや人について、「1つも~ない」「1人も~ない」「少しも~ない」のように打ち消すときには、その単語の前に “any” を付けます。例を見てみましょう。
 
 「わたしは切手は1枚も必要ありません」は、
I don't need any stamps. と表現できます。
 
 「わたしはペンパル(文通友だち)は1人もいません」は、
I don't have any pen pals. と表現できます。
 
☞ この2つの文では、“any” のあとには、stamps (切手) や pen pals (文通友だち) のように、ものや人の複数形が使われていますね。
 
 
 また、“any” は、1つ2つと数えられない単語に付けて使うこともできます。例を見てみましょう。
 
 「わたしはお金は少しも必要ではありません」は、
I don't need any money. と表現できます。
 
 「わたしは水は少しもほしくない」は、
I don't want any water. と表現できます。
 
☞ この2つの文では、“any” のあとには、money (お金) や water (水) などのように、ふつうは1つ2つと数えられない単語が来ています。
 
★ “any” は、打ち消す文で使って、「1つも~ない」「1人も~ない」「少しも~ない」という意味を表すことができます。
(3) “any” を使った文のまとめ
 
 このステップでは、「いくつか~ですか?」などの表し方と、「1つも~ない」などの表し方を見ました。まとめておきましょう。
 
「いくつか(何人か、いくらか)~ですか?」
  → < Do (Does, Did) + 主語 + 動詞 + any…? >
 
  例:Do you have any brothers or sisters? (あなたは兄弟姉妹が何人かいますか?)
 
 
「1つも(1人も、少しも)~ない」
  → < 主語 + don't (doesn't, didn't)  +動詞+ any…> 
  
  例:I don't have any brothers or sisters. (わたしは兄弟姉妹は1人もいません)