東京外国語大学言語モジュール

(1)  「～しなさい」の表し方

 

　「こちらに来なさい」は、

Come here. と表現できます。

 

☞ come（来る）という動詞で始まる文です。これは、相手に「～しなさい」と命令したり、すすめたりするときの表現のしかたの例です。

 

 

　ほかの例を見てみましょう。

　「立ちなさい」は、

Stand up. と表現できます。

 

　「この地図を見なさい」は、

Look at this map. と表現できます。

 

　「楽しんでね」は、

Have a good time. と表現できます。

☞ “have a good time” は「楽しむ」いう意味の熟語です。

 

「ちょっとだけ待って」は、

Just wait a second. と表現できます。

 

 

　上とは少しちがう表現のしかたも見ておきましょう。

　「気をつけなさい」と言いたい場合は、

Be careful. と表現できます。

☞ Be で始めて、その次に careful（気をつけて）という形容詞が続いています。

 

　「静かにしなさい」ならば、

Be quiet. と表現できます。

☞ Be で始めて、その次に quiet（静かな）という形容詞が続いています。

 (2) 「～してください」の表し方

 

　では、次に、「どうぞ～してください」のように、少していねい言う場合の表現のしかたを見てみましょう。

 

　「どうぞすわってください」は、

Please sit down. と表現できます。

 

☞ 最初に please（どうぞ）という言葉がついています。

 

 

　また、この please （どうぞ）という言葉は最後につけることもできます。

　「どうぞすわってください」は、

Sit down, please. と表現することもできます。

 

 

　ほかの例も見ておきましょう。

　「どうぞ中に入ってください」は、

Please come in. と表現できます。

 

　「どうか静かにしてください」は、

Please be quiet. と表現できます。