東京外国語大学言語モジュール

名詞と文のつなぎ方

(1) 名詞を説明する文:「人」 の場合
 
 「英語がじょうずな友だち」(←英語をじょうずに話す友だち)は、
a friend who speaks good English と表現できます。
 
☞ a friend (友だち) と speaks good English (英語をじょうずに話す) という表現のまんなかに who という単語ありますね。この who は、a friend という名詞と can speak English という説明とをつなぐ接着剤のようなものです。
 
 「わたしには英語がじょうずな友だちがいます」ならば、
I have a friend who speaks good English. と表現できます。
 

 ほかの例を見てみましょう。
 「川で泳いでいるその男の子」は、
the boy who is swimming in the river と表現できます。
 
☞ the boy (その男の子) と is swimming in the river  (川で泳いでいる) という表現のまんなかに who という単語ありますね。この who は、the boy という名詞と is swimming in the river という説明をつないでいます。
 
 「わたしは川で泳いでいるその男の子を知っています」ならば、
I know the boy who is swimming in the river. と表現できます。
 
who は「人」を表す名詞と文をつなぎます。
    (この who は関係代名詞と呼ばれています。)
(2) 名詞を説明する文:「もの、ことがら、動物」の場合
 
 今度は、人以外の「もの、ことがら、動物」を表す名詞と文をつなぐ言い方を見てみましょう。
 
 「冷蔵庫にあったそのバター」は
the butter that was in the fridge と表現できます。
 
☞ the butter (そのバター) と was in the fridge (冷蔵庫にあった) という表現のまんなかに that という単語がありますね。この that は、the butter という名詞と was in the fridge という説明とをつなぐ接着剤のようなものです。
 
 「冷蔵庫にあったバターはどこにありますか?」は、
Where is the butter that was in the fridge? と表現できます。
 

 ほかの例を見てみましょう。
 「長い耳をしている犬」は、
a dog that has long ears と表現できます。
 
☞ a dog (犬) と has long ears  (長い耳をもっている、長い耳をしている) という表現のまんなかに that という単語がありますね。この that は、a dog という名詞と has long ears という説明をつないでいます。
 
 「わたしは長い耳をした犬を飼っています」ならば、
I have a dog that has long ears. と表現できます。
 
that は「もの、ことがら、動物」を表す名詞と文をつなぎます。
  (この that は関係代名詞と呼ばれています。)