東京外国語大学言語モジュール

頻度(ひんど)を表すことばなど

(1) 「いつも」の表し方
 
 「いつも」という意味は、always という単語を使って表すことができます。
 
 「わたしはいつも朝食にごはんを食べます」は、
I always eat rice for breakfast. と表現できます。
 
always は、eat (食べる) という動詞の前にありますね。
(2) 「ふつう、たいてい」の表し方
 
 「ふつう、たいてい」という意味は、usually という単語をを使って表すことができます。
 
 「わたしの父はふつう朝食にパンを食べます」は、
My father usually eats bread for breakfast. と表現できます。
 
usually は、eats (食べる) という動詞の前にありますね。
(3) 「よく、しばしば」の表し方
 
 「よく、しばしば」という意味は、often という単語をを使って表すことができます。
 
 「わたしの母はよく朝食に牛乳を飲みます」は、
My mother often drinks milk for breakfast. と表現できます。
 
often は、drinks (飲む) という動詞の前にありますね。
(4) 「ときどき」の表し方
 
 「ときどき」という意味は、sometimes という単語をを使って表すことができます。
 
 「彼らはどきどき朝食にジュースを飲みます」は、
They sometimes drink juice for breakfast. と表現できます。
 
sometimes は、drink (飲む) という動詞の前にありますね。
 以上、(1) ~ (4) では、always (いつも)、usually (ふつう)、often (よく)、sometimes (ときどき) のように、頻度(ひんど)を表す単語を見てきました。
 
 (5)と (6) では、ほかの単語の意味を強めたり、動詞をくわしく説明する言い方について見てみましょう。
 
 
(5) 「とても~」の表し方
 
 「この犬は大きい」は、
This dog is big. と表現できますね。
 
 では、「この犬はとても大きい」と言いたい場合はどうでしょうか。
This dog is very big. と表現することができます。
 
☞ big (大きい) の前に very (とても、たいへん) という単語をつけています。very big で、「とても大きい」という意味を表しています。
 
 
 もうひとつ例を見てみましょう。
 「わたしはおなかがすいています」は、
I am hungry. と表現できます。
 
 では、「わたしはとてもおなかがすいています」と言いたい場合は、
I am very hungry. と表現できます。
 
☞ hungry (おなかがすいている) の前に very (とても、たいへん) という単語をつけています。very hungry で、「とてもおなかがすいている」という意味を表しています。
(6) 動詞をくわしく説明することば
 
 動詞をくわしく説明することばの例を見てみましょう。
 
 「彼は速く走る」は、
He runs fast. と表現できます。
 
fast は、「速く」という意味を表しています。この文は、彼が走るのが速いことを述べています。
 
 
 このように、l動詞を説明することばのことを副詞と言います。
 ほかにも副詞の例を見てみましょう。
 
 「彼女は熱心には仕事をします」は、
She works hard. と表現できます。
 
hard は、「熱心に、いっしょけんめいに」という意味を表しています。
 
 
 「彼はいそいで昼食を食べた」
He ate his lunch quickly. と表現できます。
 
quickly は、「いそいで、すばやく」という意味を表しています。
 
 
 「わたしはゆっくりとドアをあけた」
I opened the door slowly. と表現できます。
 
slowly は、「ゆっくりと」という意味を表しています。
 
 
 「あなたはとてもじょうずに英語を話します」は、
You speak English very well. と表現できます。
 
very well は、「とてもじょうずに」という意味を表しています。