東京外国語大学言語モジュール

いろいろな複数形の表し方

(1) ものや人が2つ、2人以上のときのしるし “s”

 ステップ1で見たように、英語では「いくつあるか」がとても重要です。ものや人が 2 つ、あるいは 2 人以上のときは、その単語のうしろに s を付けて複数形にします。例を見てみましょう。
 
   a pen (ペンが1本)          → pens (ペンが2本以上)
   a book (本が1冊)          → books (本が2冊以上)
   a teacher (先生が1人)       → teachers (先生が2人以上)
   a doctor (お医者さんが1人)  → doctors (お医者さんが2人以上)
 
 ところが、s を付ける以外の方法で複数形を作る単語もあります。例を見てみましょう。
 
   a bus (バス)        →  buses
   a box (箱)          →  boxes
   a dish (皿)         →  dishes
   a church (教会)    →  churches
 
☞ 単語のうしろに es  が付いていますね。
☞ bus, box, dish, church は、s, x, sh, ch で終わっていることに注意してください。
☞ このように、s, x, sh, ch で終わる単語には、s ではなく、es を付けます。
 

 では、次の場合は、どのようにして複数形を作っていますか。
 
   a city (都市)       →  cities
   a baby (赤ちゃん)     →  babies
 
☞ city, baby は、y で終わっていることに注意してください。
☞ y を に変えて、そのあとに es を付けていますね。
 

 では、次はどうでしょうか。
 
   a leaf (葉っぱ)            →  leaves
   a knife (ナイフ)           →  knives
 
☞ leaf, knife は、f, fe で 終わっていることに注意してください。
☞ leaf は、f  を v に変えて, そのあとに es を付けていますね。
☞ knife は、fe を ve に変えて, そのあとに s を付けていますね。
(2) 単語が別の形に変わってしまう場合
 
 s や es を付ける以外の方法で複数形を作る場合があります。例を見てみましょう。
 
  a man (男の人)     → men
  a woman (女の人)     → women
  a child (子ども)        → children
  a foot (足)            → feet
  a goose (ガチョウ)     → geese
 
☞ man は men に、foot は feet のように、単語が別の形に変わっていますね。
☞ そんなに数は多くありませんから、出会ったときに覚えてしまいましょう。