A
Hey, Brian. Do you have a minute?
やあ、ブライアン。ちょっといい?
B
Sure. What's up?
もちろん。何?
"Sure"の発音は、アメリカ英語とカナダ英語では/ʃʊɚ/と/ʃɚ:/がある。ここでは、後者の/ʃɚ:/、つまり「シャー」のように発音している。口語ではこのように発音することの方が多い。
A
I'm just wondering. Do you happen to have a toboggan?
ちょっと思ったんだけど。ソリ、持ってないかなー?
"just"の/t/は脱落して、「ジャス」のように発音されている。
toboggansled"toboggan"はカナダのソリ。伝統的なものは木製で、手すりとなる先端がカーブしている。
B
Yeah, I do. My kids have a really nice old-fashioned wooden one.
ああ。うちの子供たちが伝統的な木でできたいいやつを持ってるよ。
It was a gift from my parents.
うちの両親からのプレゼントだったんだ。
A
Do you think I could borrow it this weekend?
この週末借りていいかな。
bOrrow の/r/の前の母音は、カナダ英語では円唇化し、「ボーロウ」のように聞こえる傾向がある。アメリカ英語では「バーロウ」のように聞こえる傾向がある。
My niece and nephew are coming to visit and with all the snow we're supposed to get,
うちの甥と姪が来るんだ。雪が相当降るっていうからさー、
I thought it might be fun to take them out tobogganing.
ソリ滑りに行くのもいいかな、と思って。
"thought"の/t/は有声で、"it"と"might"の/t/は閉鎖の開放がない。そのため、"thought it might be"で、「ソーラッマイッビー」のように聞こえる。
tobogganingsleighing"tobogganing"は「ソリで滑ること」の意味。
B
Sure, that's not a problem.
もちろん、いいとも。
A
Are you sure your family won't be using it this weekend?
君の家族は本当にこの週末ソリを使わないんだね?
"sure"は「シャー」のように発音されている。
B
No, we're busy all weekend. It's really no problem.
週末みんな忙しいから使わないよ。本当に問題ないよ。
A
Great, thanks a lot!
よかった、ありがとう。
B
Can you stop by my place to pick it up?
うちに取りに来てくれる?
"it"の/t/は有声。"up"の/p/は閉鎖の開放がない。"pick it up"で「ピッキラッ」のように聞こえる。
I'll have a hard time bringing it to work on the train.
電車で職場まで運ぶのは大変だろうから。
A
Of course, no problem at all.
もちろん、問題ないよ。
"at"の/t/は有声。"problem at all"は繋げられて、「プローブレマロー」のように聞こえる。
I'll call you Saturday to figure out a time.
(取りに行く)時間については土曜日に電話するね。
A
Thanks again, eh!
ありがとう!
eh"eh"はカナダで良く使われる間投詞。Thanks, eh! は、カナダでは慣用句として使われることがある。
Place: at the office オフィスで
Situation: Terry asks to borrow Brian's toboggan テリーがブライアンのソリを借りていいか尋ねる