東京外国語大学言語モジュール

3〜10 名詞修飾用

(1) 数詞3〜10 の名詞修飾用
名詞修飾用の数詞を、単独用と並べて表にしておきます。
単独用の語尾が全て-aであるのが特徴ですが、名詞修飾用の語尾はすべて子音です。

単独用 名詞修飾用
3 talaata talat
4 arba9a arba9
5 xamsa xamas
6 setta sett
7 sab9a saba9
8 tamanya taman
9 tes9a tesa9
10 9ashara 9ashar
※名詞修飾用の数詞 sett (6) は、語末に子音が2つ連続しているので、後に来る名詞の語頭の子音の前に必ず、挿入母音eが入ります。そこで表でもeをつけて示しました。

(2) 名詞修飾用の用法
名詞の数をいうとき、ふつう名詞修飾用を用います。
[名詞修飾用] + [名詞複数形]
خمس رجاله
( 5人の男性 )
[ xamas reggaala ]
ست شنط
( 6つのカバン )
[ sette shonaT ]
※定冠詞をつけて、名詞の後ろから単独用で数を言うこともあります。‎(Step 88)で解説してあります。

(3) 修飾する名詞複数形が母音で始まるときは、数詞と名詞の間に-t-を入れます。
خمس تشهر
( 5ヶ月 )
[ xamas t oshhor ]
تلات تيام
( 3日間 )
[ talat t iyyaam ]
(4) 定冠詞の付け方
定冠詞を付けるときは、数詞の前だけに定冠詞をつけます。
تلات رجاله
( ある3人の男性 )
[ talat reggaala ]
التلات رجاله
( その3人の男性 )
[ et-talat reggaala ]
※定冠詞をつける場合、もう一つの方法があります。名詞の複数形の後ろに単独用数詞を言い、その両方に定冠詞をつけるものです。
er-reggaala t-talaata 3人の男性