東京外国語大学言語モジュール

分詞形の作り方(1) 基本型動詞の能動分詞

(1) 分詞形の用法
分詞は、主に「結婚している」や「始まっている」、「できている」のように、今の状態を表す「している」に当たります。
これに対して、日本語では、同じ「している」ですが、現在進行はbe+現在形を使います。
ただし、動詞の種類によって分詞形の意味に多少の違いがあります。

(2) 分詞形の作り方
 ・分詞形の作り方は、基本型動詞と、これ以外の動詞とで異なります。
 ・基本型(CvCvC型)と、基本型に準ずるCvCv型、CaCC型には能動分詞と受動分詞があります。これ以外の動詞はCaaC型動詞を含めて、能動分詞しかありません。

(3) 分詞の性数変化
 ・分詞は男性形をもとに、女性形は語尾に -a、複数形は語尾に –iinを付けます。
 ・人称変化はしません。

(4) 基本型動詞の能動分詞
CvCvC型動詞の能動分詞は 次のように作ります。

 男性形 CaaCeC
 女性形 CaCC-a
 複数形 CaCC-iin

例 katab 「書く」→ kaateb 「書き終わっている」
男性形 kaateb
女性形 katb-a
複数形 katb-iin