東京外国語大学言語モジュール

過去形の作り方3(語幹末二重子音・語幹末母音)

(1) 語幹末が二重子音や母音である動詞は、1, 2人称において、‎(Step 54)の接尾辞の前に-ee-を挟みます。
このとき、アクセントは必ず ee に置かれます。
過去
主語の人称 単数 複数
1人称 ----eet ----eena
2人称男性
2人称女性
----eet
----eeti
----eeto
3人称男性
3人称女性
----
----et
----o

(2) 語幹末が二重子音の動詞
xashsh-「入る」
主語の人称 単数 複数
1人称 xashsh-eet xashsh-eena
2人称男性
2人称女性
xashsh-eet
xashsh-eeti
xashsh-eeto
3人称男性
3人称女性
xashsh
xashsh-et
xashsh-o


(3) 語幹末が母音の動詞
語幹末が母音である動詞の過去形は、語幹末母音を取り除いて接尾辞を付けます。したがって、語幹末母音が残るのは3人称男性単数のみです。

eshtara-「買う」
主語の人称 単数 複数
1人称 eshtar-eet eshtar-eena
2人称男性
2人称女性
eshtar-eet
eshtar-eeti
eshtar-eeto
3人称男性
3人称女性
eshtara
eshtara-t
eshtar-o
 
(3) 過去時間の副詞
過去形とともに使われる副詞には次のものがあります。
 これまで アブレケダ abl e keda
 てしまった、もう ハラース xalaaS
 きのう エンパーレヘ embaareH