東京外国語大学言語モジュール

Pilipino

フィリピノ語

フィリピノ語の使用地域と人口

フィリピン共和国で、国語(共通語)として使っている言語で、語彙の増減や発音の違いはありますが、言語的にはタガログ語です。フィリピンには80を超える言語が話されており、相互間の意志疎通のための言語がなかったため、中心地のマニラ地域で使用されているタガログ語を基本にした言語を憲法で国語に定め、Pilipinoと称し、その後、その名称をFilipino(フィリピノ語)と改称して全国の教育機関の媒介言語および商用のための言語として使っています。

ここで学ぶフィリピノ語

このモジュールでは、幾つかあるタガログ語の方言のうち、フィリピン全土で学校教育に使用されているマニラ、及び、その近郊で話されているタガログ語=フィリピノ語を取り上げます。その音声体系は、英語や他の言語の借用による増減はありますが、標準的な発音を示しています。また、アメリカ、ヨーロッパに移民した多くのフィリピン人の共通語としても通用するものです。