東京外国語大学言語モジュール

フィリピノ語文法モジュールへようこそ

 フィリピノ語とはフィリピンの国語の名称です。1986 年にマルコス独裁政権が倒れ、翌年に新憲法が制定されるまでは、ピリピノ語と呼ばれていました。ただ、国語の名称が何であれ、その実態はマニラ首都圏やその周辺諸州で使われているタガログ語とほとんど変わりありません。現在、日本国内に住んでいる方が、フィリピノ語(あるいはタガログ語)の文法を学ぼうとするとき、手に入るきちんとした文法書はほとんどありません。したがって、このコースでは、フィリピノ語を習得する上で、ぜひとも知っておく必要のある文法事項、特に動詞を中心としたものを取り上げました。動詞が多く、少々味気ないかもしれませんが、“急がば回れ”で、がんばりましょう。動詞をきちんと使えるようになれば、フィリピノ語はほぼ習得できたも同じです。