東京外国語大学言語モジュール

Step1 : 「Windows を正しく動作させるために必要なファイルが・・・」という警告画面が表示される

 OSがWindows XPでusp10.dllをアップデートしようとした場合に発生することがあります。
 
 この画面システムのファイルを選択し、[Update]ボタンを押した後に表示されます。
 
 usp10.dll(Unicode Scripts Processor)は、UNICODEフォントを表示するためのシステムのファイルです。
このバージョンが古いとKhmer Unicodeのフォントをインストールしても正常に表示されません。
 
 Windows XP標準のusp10.dllのバージョンは1.420.2600.2180でサイズは397 kBです。
 usp10.dllはMicrosoft Office 2003にも付属していています。Microsoft Office 2003のファイルはWindows XPのファイルよりも更新されていて1.471.4063.0、サイズは415 kBです。
 通常の更新を行っている限りではWindows XP付属のusp10.dllでは正常に表示できないようです。うまく組み合わさらない文字があります。
Microsoft Office 2003の付属のusp10.dllであれば正常に表示されるようになっています。
(以前の記述でWindows Updateを行っていればWindows XPでも正常に表示されると記述しておりましたが誤りだったようです。usp10.dllの更新が必要です。)
 
 この画面の[Update]を押すとMicrosoft Office 2003のusp10.dllでWindows XPのシステムのファイルを上書きしようとします。
 その際にWindowsのシステム側でその書き換えを検出し警告画面が表示されます。
Web上の文字をInternet Explorerで見ようとする場合には、アップデートボタンを押してからの処理を継続してusp10.dllを更新する必要があります。
 表示される警告ダイアログのタイトルは、「Windows  ファイル保護」で、
「Windows を正しく動作させるために必要なファイルが、認識できないバージョンの
ファイルに置き換えられています。システムの安定を維持するために、これらのファ
イルを元のバージョンに復元する必要があります。
Windows XP Home Edition Service Pack 2 CD を挿入してください。」というような内容です。
(Edition、ServicePack等はそのXPにより異なります。)
 
このダイアログが表示されて、画面の指示どおりに古いバージョンに戻してしまうと、フォントが正常に表示されなくなりますので手順どおりに更新することをお勧めいたします。
 
注意)
この記述はWindows XPを対象に記述しています。
現時点(2007.01.15)では発売されていませんがWindows Vistaのusp10.dllはOffice 2003 のものよりバージョンがあがっています。Windows Vistaを使用されている場合、この記述は参考になりません。