「アクセント」を構成する「音の高さ、強さ、長さ」の変化のうち、フランス語のアクセントにとって、長さの変化が最も重要になります。一般に、アクセントを担う音節は、アクセントを担わない音節にくらべて、約1.5倍~2倍の長さ(持続時間)になることが知られています。ふつうの発話では、アクセントを担う音節は、リズムグループの末尾に位置します。1つ1つの単語が、それぞれアクセントを持つわけではない点に注意する必要があります。たとえば次の例文では、アクセントがリズムグループの末尾(赤字の部分)に、次第に右側に移動していく様子が分かります。
Bonjour.
Bonjour Monsieur.
Bonjour Monsieur Dupont.
Ça va.
Ça va bien.
Ça va très bien.
では次のページに進んで,上の例を実際に聞いてみましょう。